http://www.asahi.com/politics/update/1015/004.html
日本の政財界の立場に立って、ケリーが当選した場合を考えると、これは非常に危険な発言だと思う。だがこの人は、博徒から受け継いだ血が騒ぐのか、こういう丁半博打的局面ではいつも大胆な態度をとってきたし、結構その博打に勝ってきたと思う。今回も勝つんじゃなかろうか。こういった“勝ち”はいつも彼個人にとっての勝ちに過ぎず、被治者の利益のために追求されているのではないようだけれども。
それと、「内政干渉」という批判は万能なんだろうか(今回の「内政干渉」は私が支持しない方向のものだけれど、それは別として)。他国民に対し、自国の内政問題の一環として実力行使することを当然のように考えている政府があるし(例えば今の米国政府)、たとえ自国民に対してであれ、その前国家的人権を侵害し続けている政府もある(例えば北朝鮮政府や、中国政府)。こういった政府の内政にも干渉が許されないとしたら、その理由は何なのだろうか。