6日の日記のリンク先を今日見ると全然ちがう記事が出てくる(こういうのは困るな)。リンクを貼った時点では「韓国副首相が、独島(竹島)問題を各種の国際会議の場で集中的に問題提起する方針を表明」という記事だった。
けさのラジオでも複数のコメンテーターが言っていたけれど、この問題では、日本も韓国も自分の立場からの結論だけを連呼するばかりで、理由から遡って主張を出し合うという当たり前の姿勢がまったくみられない。韓国が国際司法裁判所を利用しない理由は、その後検索してみたところではどうやら「あの島が係争地域であるという認識自体が不当であるから、そのような認識の定着につながることは拒否したい」という点にあるらしいが、それならば日本が、「複数の国の間で見解が異なっている以上それはやむを得ないことで、韓国として『独島は係争地域ではない』という見解であれば、その見解を掲げる権利は判決が固まるまで尊重する」という風に韓国のメンツを立て、そういう理解を国際的にも広めるよう努めればいいんじゃないかと思う。
というか、ここでど〜んと飛躍した感想になってしまってアレだけど、この日本社会、和を大切にすると言いながら、何が「和」であり、何をすれば「和」に繋がるか、という考察についてはいつも恐ろしく浅薄だな、という感じを受ける。政府のやることに限らず、もっと身近な世界でも。・・・まあ、自分なら深い考察ができる、というわけでもないんだけれど。