フランスでは例の暴動で反対派と賛成派の亀裂が深まっているらしい。フランス在住者のブログを見ても、確かに移民2世は日陰に追いやられている、いや、彼らはサルコジの言う通りで社会が与えたチャンスを利用せず文句だけ言うならず者だ、と意見が分かれている。自分にはどちらが正しいかは分からない。ただ今のところ、フランスは試験制度などで手厚く実質的平等を図る国だ、というイメージが自分にはある。
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ララビアータ:立身出世主義者。「経済的分配というチープなインセンティヴによる教育が、階層分化による格差社会において、大部分の子供にとっては、まったくの幻想でしかない事が知られるにつれ、そこからはじき出された連中は、この知性の選抜システムに早々と見切りをつけ、それを単に自分たちをはじき出し収奪するシステムとして、憎悪の対象とする。こうして、知性そのものに対する広汎なルサンチマンが、高度成長が打ち止めになった出世主義的な社会には、鬱積していくのである。」なるほど。