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• 女系天皇（女性天皇、ではないらしい。最近ようやく理解した）の話を聞くと、憲法でまちがえた、天皇の就任資格の問題を思い出す。「男子」は法律である皇室典範に書いてあるだけだから、女子を排除すると憲法14条違反のおそれがあるが、「世襲」は憲法自身に書いてあるので14条違反とは「解釈し得ない」という理屈。自分としては、憲法内に矛盾した規定がある場合はより高次の理念を反映した方の規定を優先して解釈すべきだと思っているので、「世襲」も14条違反だという解釈が成り立ち得ると判断した。しかし「世襲」が14条の憲法上の例外で違憲ではない、という説明自体は（それが論理的に可能な唯一の解釈かはともかく）教科書に書いてあることでもあり、法務省的にはやはり不正解となるだろう。それは「素直に」考えれば正解できたものだった。しかしいずれにしても、政治上の権能がまったくない職務の就任資格が何か国家の本質に関わるかのように取り上げられている今の状態は、自分には何だかよく分からない。

• 琴欧州えらい。おめでとうと言っていいかも。