キューバが出なかったらWBCなんぞ仲良し同士の合同国別オープン戦以上の何物でもなかったところなので、この国が出たのはこの大会にとって良かった。あっちの人も楽しんでいるようだ。たしかに国威発揚や不満のはけ口としてのスポーツ利用という発想はいつか克服される必要があると思うが(それに、カストロに呼び出されたというキューバ代表が5時間、6時間と立ったまま長広舌を聞かされたんではないかと思うとお気の毒ではあるが)、ラテンアメリカで普通の人が盛り上がっていると聞くと、何でも許せてしまうような気分になる。まして「日本(人)はラテンアメリカの我々とそっくりだ」とか監督に言われると何だか悪い気はしない。BCLマニアの米国人がむかし「我が同盟国の日本には誠に申し訳ないんだが、日本のラジオ放送はハバ〜ナ・ク〜バ!の放送に比べるとすごくつまらん。ハバ〜ナ・ク〜バ!を聞け。」と言っていたのを思い出す。世の中、まあ右とか左とかも大事かもしれんが、結局のところ楽しむが勝ちなんだな。せっかくだから楽しいヽ(´△`)ノ試合になるといいなと思う。