入学式に行ってきた。若い同期生の顔を見て、予期した通り自信がまた減退する。今はよい抗うつ剤があるから、という保健センターのガイダンスが何だか心強い。・・・まあ、今日は入学式での(よその)研究科長殿の式辞が良かった。さすがに言葉の吟味でメシを食う人だ。この言葉は研究活動を主にやる普通の意味の大学院生に向けられたものではあったが、自分のような立場の者にとっても意味はある。ここで話された内容と、自分が勉強しようとしている分野の人がよく持ち出す発想との共通点はどこにあるか、あるいは共通しない部分ではどう折り合いが付くのか、自分の関心のひとつはそういうところにある、と、言えなくもない。