• 哲学も解るというかわいい文学少女から受けたショックを、彼女の話について行けるようになろうという前向きな下心へとすり替えるべく、哲学の本を・・・とかいって、結局読んだのはうっすい入門書だった。とはいってもこのラッセル『哲学入門』は、これまで読んだ数少ない哲学書の中では納得度がだんぜん高いものだった。特にヘーゲルのおかしさについての説明など。・・・しかしこの本、ウィトゲンシュタインに何から何まで毛嫌いされていたとか、ラッセル本人がこれに動揺し、おそらくはその影響もあって後日改説したりとか、にもかかわらず今日ではヴィトゲンシュタインよりラッセルの考え方の方が広く受け容れられているだとか、まあいろいろエピソードはあるらしい。だから次は『論理哲学論考』を読まにゃならんのだろう。解ろうが解るまいが。まあ期末試験のあとだな。
  • これから帰省。田舎のネット環境はいまだにISDN。帰還は15日夕。