起きたことが核実験とかそういうレベルになると、かえって漠然とした感想しかない。誰が悪玉かというより、人類ってその程度の生き物でしょう、みたいな。環境破壊などと区別を付ける気も起きない。
そういえば、来年度以降は環境法がらみの履修をどうするか考えないといけないが、環境法というのは、環境問題についての自分の(これまた漠然とした)関心に沿ったものなのか、いまいち判らない(政治家や行政官になってグランドデザインをいじるというわけでなし・・・)。それに、環境破壊は外部不経済の一例です、と言って済むものなんだろうか。ウィキペディアの「外部性」の項を見ると、「漁業者は工場の廃液により1000万円の被害をこうむり、工場が廃液を浄化する設備は500万円とする」云々という設例が出てくるけれど、こういう前提、こういう切り口にまず違和感がある。経済。語源「オイコス」にまで遡ればおかしくはないのかもしれないが。まあこんなことは予備知識なしに考えても生産的でないので、環境法の本か、法と経済学の本を何か一冊読んでみることにする。