電車で隣のおじさんが四方田犬彦スカイ・クロラ評を読んでいた。明日は図書館で読んでみる。もっともそれが載っていたのは読売新聞だから…。
というか、この日一番大事なのは大野病院事件の判決。お医者さんのフィルダースチョイスに法律の世界でいうところの「過失」をどこまで認めるか、というのがお勉強的には問題なのだと思うが、そこを離れた自分の感想としては、やはりこの手の行為については医師を刑事責任や賠償責任から解放する途を考えるべきで、被害者への償いは医療保障制度に取り込み、真相究明と医師の紀律は第三者機関を通してする懲戒制度で、という線で考えるべきなように思う。誰でも言っていることだが、きわどい判断ミス一つで人生が終わってしまうようなサービス業は誰もやりたがらないし、それは結局そのサービスの需要者の首も絞める。