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ひどい綱渡り中だからこそ現実逃避で崖の上のポニョをみる。
- べつに大作だと思って見なくてもいいもの。
- ストーリーは竹熊さんが言うほど奇想天外なわけではなく、ファンタジーとして十分理解できる内容。もちろん深読みにも堪える。
- 街がヨコハマ買い出し紀行的状態になった。ぶくぶく。
- やっぱり宮崎駿は海より陸上の描写の方が活き活きしていると思う。
- 現実世界の法則やロジックを度外視した点がかなり多いが、それでもお約束として自然に受け容れられる。(現実世界とのリンクを意識しているはずなのに現実の説明に重要部分で齟齬があるのが個人的に許せなかったスカイ・クロラとは、この点で対照的。)
- 光信号は欧文モールス符号という設定のようだけど符号通りに点滅しているようには見えなかった。宗介はまだ5歳なので、この際早めに和文も叩っ込めば将来自慢できる。
- あれだけの数のキャラクターの声を同時に一人で演じた矢野顕子はギネスブックに載ってよい。うそ。
- クライマックスのシーン、おばあちゃんたちの軽さが気になったが、多分、思うところあってそうしている。
- ポニョがんばれよ。宗介もな。
- ちょっと感動したい人はみると感動できる。その需要がない人の心まで動かす効果があるかは分からない。
- あとでチキンラーメンを食う。