環境政策の先生が言うことには、石油の埋蔵量は、新しく発見されることを考慮に入れても今世紀半ばには尽きると思っておいた方がいいかも、そこまでが代替エネルギー開発のモラトリアムですな、ということだった。使用量の方は、削減にいろいろがんばっているような話だけは聞いても、数字的には頭打ちにさえなっていない。実際に石油が尽きたら、生活水準が1世紀分もとに戻る…だけで済むとは思えない。石油ってのは燃やして使うだけの物じゃないわけだが、人間は石油を使ったいろいろのことにすっかり慣れてきた。人間の数も1世紀前とは比較にならない。それが自分の生きている間に起きると思うと…。