最近は、マスコミのキャンペーン(体裁は客観報道だが、たぶん)もあって、裁判員制度を厭う雰囲気がますます盛り上がって?いるような気がする(今日もこんなんがあるし)。憲法の先生は確か、「この制度が憲法18条の『意に反する苦役』にあたるとして違憲とされないか、ヒヤヒヤしてるんですよ」てなことを言っていた。「ヒヤヒヤ」というのは自分が思うに微妙な言い回しで、違憲なんじゃないかなー、と思いつつも、この制度が「市民感覚がない」という裁判所への批判を受けたものであって、ある意味での国民主権に則っているのも確かだ、という気持ちを表したんだと思う。
現状に不満はあるが、「じゃあお前やれ」と言われるといやがる、では「拒むのはコクミンとしてけしからん」と憤るのが正しいのかといえば、そんな簡単な話でもない…税金の話に似たところがある(難しさの原因は、ひとつには、コクミンというものの実体が1個のキャラではないという点にあるだろう)。まあ、租税を同意なしに労務で納めさせたら違憲なんじゃないかとは思う。とりあえず。