選挙の結果は「300議席でもまだ控え目」の方だった。今回ひとまず生き残ったいわゆる造反組も、もはや与党のセンセイではないから利益誘導が満足にできず、自民党に戻っていくか、さもなくば先細っていくんだろう。(自民党自体が利益誘導から決別して地方の支持者もこれに同意した、などという事実はないと思うので。)
憲法改正イーシャンテンくらいってことか。少なくともチャンス到来とは思っているだろう。あとは創価学会を切り捨てて民主党の一部を引き寄せれば。それでまだ320に足りないようなら、参議院選挙に合わせて今回と同じ手口で政争をこしらえ、ダブル選挙にするとか。
7月に自分が思ったらしいことをまた思う。いっぺん社会丸ごと堕ちる所まで堕ちて、精神的・経済的生活の現実に根ざした危機感が、社会構成員の多数に、自然に、同時発生的に、発生する時までは、どうにもならないのではないか。・・・そこまで行かずに済ませるには、具体的で即効的な利益誘導を離れた問題も有権者がきちんと考えるように、嫌でも考えるように仕向ける能力のある政治家なり学者なりが現れる必要があると思う。しかし、今回の当選者でそれに一番近いことができそうに見える人(あくまで相対評価で)が、手違いで当選した保坂展人氏だったりするのが、何と言ったらいいか。まあバッジがインチキ臭く見えるのはしょうがないし、この人の責任でもないんで、この際破れかぶれで活動してほしいような。院内では質問しまくり、院外では解説しまくるということで。たぶん今度のバッジの有効期間は相当長いと思うし。