あの光華寮はまだもめていたんだな。単純な明渡請求訴訟での釈明権行使として「中国の代表権を持つ政府はいずれ(だと考えるか?)」という言い回しをした(らしい)ことからすると、最高裁は「寮の所有権は『1つの中国』に帰属する」ことと「その『1つの中国』を代表していない政府には当事者能力がない」ことを前提に置いているんじゃないかと思う。だとすると台湾政府側は苦しいだろうなあ。まあこの事件はともかくとして、自分としては、台湾は独立できればよいと思う。

(追記)当事者能力の問題だというのは間違いだなあ。「代表権」って書いてあるのに。「政府」という言葉を見てついそれが法人そのものを指す言葉のように思ってしまった。そうではなく、少なくともこの場合は機関を指すはず。ただやはり最高裁は「1つの中国」論に立とうとしているのだとは思う。