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- 半田健人。ウンチクを語る人は一般的にはあまり好きじゃないんだけど、この人は良い感じ。覚えておく。
- 頭休め用の本に、アダム・スミスは分業の発達による個人の疎外を予見していた、なのに市場万能論だけを取り出して広めたのがフリードマンだ、と書いてある。知らんかった（『国富論』など１行も読んだことがないから当然だけど）。あと、株式会社の先進性をいう上で欠かせないあの「所有と経営の分離」が外部不経済への感覚の麻痺を生み、ストックオプションが経営者側についてその麻痺を固定する役割を果たした、みたいなことも書いてある。もともと共感できそうな本を手に取ったのだとはいえ…やっぱりそうだよなあ。
- 「モラルハザード」で検索すると、この言葉がいかに誤用されているかという説明がどっさり出てくるが、誤用の例として挙げられているものを読むと、（彼らが説明する「本来の意味」に照らして）本当に誤用と言い切れるのか、けっこう微妙なものが多い。
