本を読むのが苦手な自分も、戦後の、1970年代までの文章は比較的すんなり読めることに気付いた(気付いたのは何度目かのような気がするが…ならもっと読めよ自分…)。現実逃避のために行った京都で衝動買いした古本を、現実逃避のために読んで、そう気付く。今の文章よりロジックが丁寧に追われていて、必要な予備知識も少なくて済む、というのが原因なような気がしているが、実際はまったく逆なのかもしれないし(たとえば、すぐ分かった気になれる文章であるに過ぎないのかもしれない)、よく分からない。