大新聞のコラムだから基本的に今更な話だけれど、酒を飲ませりゃ腹を割って話すなんてことはない。そうやってありとあらゆるインフォーマルな手段を従業員の全人格的管理に使ってきたのが日本のカイシャで、今の新卒はそこんとこを入社前から熟知しているわけだから、今のカイシャに本当にインフォーマルな場などない。オトナ社会の自業自得。

日本遺族会が、靖国参拝問題について「近隣諸国への配慮」を求める見解を出したということだ。こういうのを見て思うことはやっぱり同じこと。遺族会が「配慮」とか「思いやり」とか呼んでいるものの具体的な意味内容を、遺族会自身が、きちんと、一般人に通じるように、説明できるのか? ということ。できないうちは、ただ「臭いものに蓋をしてくれ」と言っているのと同じ。