• 雨中の横浜スタジアムでまたXリーグを見てしまった。具体的にはオービックシーガルズの試合。リクルートのアメフト部(もとい、同好会だったようだ)はいま、クラブチームとなりこの名前になっていた。いまだにルールの概略程度の知識しかない自分だけれど、このチームのゲームが一番面白い。応援も独特のとぼけた味(や、それだけじゃないけど)があって楽しい。とりあえず今シーズン、最後まで見続けようかなと思う。つまり来年1月3日までってことですか。

  • プロ野球球団は誰のものか」についての玉木正之のコラムをたまたま読んだ。「である」と「べき」が混同されているせいか、自分はあまり説得力を感じない。玉木さんは経済学者・岩井克人の本を読んで「株主主権論」が「法理論的に誤り」だと理解したのだそうだけれど、アマゾンに書いてあるこの本の要約を見る限り、岩井さんは「対内的には株主がモノとしての会社を所有する」(一階部分)+「会社は法『人』であり、対外的にはヒトとして遵守しなければならないことがある」(二階部分)という二階建ての構造を説いた上で、その一階二階どちらも大事だよ、と当たり前のことを説いているだけなんだと思う。この本のどこかには「会社は社会のもの“である”」と書いてあるらしいが、それは「会社はその社会的責任を自覚す“べき”」こと、つまりは二階部分の重要性を言わんとするものであって、何も社会がヒトの支配権を持つと言っているわけではないはず。